DETAIL
【仕入れ経緯】
ティトアレグレット氏と初めてお会いしたのが6年前のピッティーウオモ。
その際の展示会場で拝見させて頂いた際は、大変失礼ながらも未開発で荒々しさを感じたので仕入れを控えさせて頂きました。
6年後ティトアレグレットを取り扱う代理店様とご縁を頂き、サンプルを拝見させて頂きました。
見事に進化を遂げられていて大変ビックリ致しました。
ラペルのかえりの美しさ、自信をもってお売りさせて頂くことが出来る。
ティトアレグレットの商品を仕入れさせて頂こうとなりました。
【進化した理由】
ティトアレグレット氏がナポリのサルトでフィッターとして学び、そこで修業をされ、著名になられました。
日本の富士原伸吉氏と出会い、二人三脚で極限まで日本人の体型に合わせ、極限までナポリ感を貫いたそうです。
プレス機と縫い機を自作で作り、開発にすごく時間をかけているそうです。
【仕様】
ティトアレグレットといえばダブルステッチ。
ナポリのサルトしかやらない裾まで抜いたダーツによるフロントカット。
定番となっているイセ(縮縫)を抑え込まないことで生まれる肩ギャザー(雨降り袖)。
美しいのぼりと立体感のある胸回りにより全体のバランスが丸く美しい表情に。
また、アームの裏地、衿裏箇所の裏地を手縫いにすることで生地が動き、着心地の良さに
繋がっております。
上衿をアイロンで綺麗に処理することでしっかり首に吸い付き余計な力が分散され、
更に深すぎず浅すぎないコンパクトなアームホールは万人にうける着心地へと繋がります。
肩部(肩線)前身頃に対して後身頃を約2.0cm程長くとり長い分を前肩に合わせて強制的に縮めることで波打ってしまいますが、その波をしっかり抑え込むことで背中に 左右で約4cmの幅がうまれます。
これだけでも非常に手の込んだ作りとなっています。
リネン生地の特性として表面にスジ状となったり丸いダマのようなネップが現れる場合がございます。
リネン素材ならではでございますので風合いをお楽しみいただけましたら幸いでございます。
【フルマシンメイド】
まるでサルトが作ったジャケット。
それをフルマシンメイドにすることで優れたコストパフォーマンスを実現させ、ナポリ仕立てをより身近に感じられるのがティトアレグレットの醍醐味でございます。
カミーチャまでもミシンで仕上げるこだわり。
【着こなし】
TITO氏がセットアップで茶色を着られていらっしゃいます。
デニムや暗めの色で大人の雰囲気に。
おススメは弊社でお取り扱いをさせて頂いておりますバローニオでございます。
【デメリット】
リネンならではのしわ、ネップはご理解いただけますと幸いでございます。
【TITOこだわり】
前身のダーツがより立体的になるように裾まで入れるこだわり。
TITOのこだわりで着丈74センチでに仕上がっております。
アンフィニッシュの為ボタンが9個入っておりますが、
ナポリ人は袖をめくって着たいのでボタンは1個にされるそうです。
水牛ボタンの価格が高くなっておりますが、よりよい水牛ボタンをと探し求めたこだわりのボタン。
データ
シーズン | 春夏 |
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生地 | リネン100% |
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原産国 | イタリア(ナポリ) |
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カラー | ブラウン |
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サイズ | 肩幅 | 着丈 | 袖丈 | 上胴 | 中胴 | ラペル |
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44 | 42 | 71.5 | 61.5 | 100 | 89 | 9.5 |
46 | 44.5 | 73 | 62 | 102 | 92 | 9.5 |
48 | 45.5 | 74 | 62.5 | 105 | 95 | 9.5 |
50 | 46 | 74.5 | 63 | 109 | 98 | 9.5 |
※ サイズスペックは各サイズよりランダムに選んだ実寸値となります
※ 平置きにて上胴は脇下を、中胴は一番細身部分の位置にて採寸をさせて頂いております。
※ 実際の商品に忠実に撮影させて頂いておりますがデバイスなどにより見え方が変わります事、ご了承下さいませ。
※海外製品の為、ほつれ、色ムラなど、多少ある場合がございます。ご了承の程よろしくお願い致します。
【TITO ALLEGRETTO】
10代で名店ロンドンハウスにてキャリアをスタート。
Mariano Rubinacciに師事し、ディスプレイに目覚め多くの顧客が彼のコーディネートのファンになっていく。
後に高級重衣料ブランドのVMDとして活躍し、その名を知られるようになった。
美意識が色濃く反映されたウェアは、ナポリの伝統的なスタイルを継承しつつ、サルトの要素を取り入れ、
若々しく力強さや色気を合わせ持った独自のスタイルは、上質な着心地を提供している。