DETAIL
【商品名】
De Petrillo (デ ペトリロ)/ブラウン×レッド グレンチェック/ダブル前ジャケット
【ブランド】
Benedetto De Petrillo(ベルナルド デ ペトリロ)が2006年に設立した、ナポリ中心部から北へ10kmの距離にある都市フラッタマジョーレにあるファクトリー。
ナポリの伝説的サルトリアにて経験を積み、伝統的なテーラリングを駆使した軽い着心地、時代性を反映させたシルエットや独自の素材を使った製品でファンを増やし続ける、新鋭ファクトリーブランド。
モデル着用
171cm/75kg/48サイズ着用
【きっかけ】
創業当初にカンタレリジャケットから始まり、チルコロ、SACCO、バグッタジャケットを展開させて頂いて参りました。
そして今季より本当に自分が納得いく本格的なジャケットを仕入れたいとの思いがございました。
【お客様との会話の中で】
それは弊社のデペトリロとの出会いはお客様がデペトリロのピークラペルの曲線のラインが
「エロくてカッコいいよね」の一言から始まりました。色気のあるナポリのジャケット。
私も元々スティレラティーノなどを着ており、ナポリのジャケットの縫製の強さ、繊細さ、
私も長年スーツやコートの生産管理に従事して参りましたが日本製、中国製では到達できなかった真似の出来ない雰囲気や匂いの魅力のあるナポリのジャケットをご販売させていた頂きたいと思っておりました。
【この商品の弊社のこだわり】
ビックラペルのピークドジャケット、毛芯入り、肩パッド入り、台場仕様の本格仕様でございます。
フランコバッシ、ホリデーアンドブラウンなどのブランドをお取り扱いしている代理店様では"デペトリロ"を毎回オススメして頂いており、ネクタイや香水、ポケットチーフなど大変ご好評頂いておりましたが
今季より益々需要が増え続けるオンライインショップの可能性と利便性を信じ、そして私の本業であったジャケット・コートを販売させて頂きたいと考え、今季より重い腰を上げお取り扱いをさせて頂くことになりました。
【デティール】
こちらのデペトリロの生地はイギリス製ツイード生地をセレクトさせて頂きました。
イギリス製生地の特徴としましてはスーツの始まりと言われている「ラウンジジャケット/スーツ」は17世紀中頃にイギリスの貴族階級により着られていました。そのような歴史に育まれてきた「イギリス紳士文化」は、英国産生地にもしっかりと受け継がれています。 経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の両方を双糸(そうし-2本の糸を撚り合せた糸)していることが多いイギリスの生地は、寒い気候にも適した厚手の素材です。この双糸のおかげで、バリッとした質感とシワになりづらいハリのある生地となるのです。
【イタリアのものとの比較】
もう一つの服地の産地であるイタリアのものと比較をしてみると、生地自体の厚がありかっちりとしたとスーツやジャケットに仕上がります。 ビジネス用のスーツ生地としてイギリス産の服地を検討している方には、長い期間良い状態を保てる上、手入れもしやすい傾向があるのでおすすめです。
質実剛健な生地を使いながらもナポリ仕立てのデペトリロのツイードジャケット。
【シルエット】
こちらの商品はDROP7(ドロップセブン)となっております。
(ドロップとは、バストとウエストの差を2で割ったもの。バストとウエストとのサイズの差が大きい(ウエストが細ければ細い)ほど、DROPの数も大きくなる)
DROP7またはDROP8の仕様指定出来ましたが、パンツのシルエットが年々ゆったりとしたタック入りのシルエットになっている状況に対し、ジャケットはタイトなままな事象に違和感をずっと持ってましたので
レギュラーサイズのシルエットのDROP7仕様にさせて頂いております。
【仕様】
スティレラティーノ同様、ボタンホールは
ねむり穴仕様、
随所にこだわりがあり、手間暇がかかっているのが感じられるペトリロのダブル前ジャケット。
ピークドで12cmのビックラペル
厚生地で分かりにくいですが、ナポリ発祥の袖付けのマニカカミーチャ。
(マニカカミーチャとは肩にギャザーを寄せて袖付けをする技法を指します。その形状から雨降り袖ともいわれます。
マニカカミーチャを取り入れる事で、
身体の動きに対する肩周りの可動域が広がり、着心地が格段に増すと言われ、ナポリのサルトが好んで用いる伝統的技法)
よりイギリス製生地を用いる事で肩回りが安定しています。
肩パットあり、毛芯あり、パッチポケット、
裏の三角付きの内ポケットを含む3ポケット、伝統的な補強のある台場仕様
袖はアンフィニッシュにさせて頂きました。
※【アンフィニッシュ仕様のご提案】
ジャケットの前ボタンが前述の"ねむりのボタンホール"となっております。
袖のボタンホールは普通は鳩目のボタンホールですがデペトリロ、スティレラティーノ共にナポリのブランドは
ねむりボタンホール(私物写真)
となっております。
私が以前働いていた
心斎橋リフォーム様でございましたら、ねむりのボタンホールに対応して頂けます。
その際は、"デルフィオーレから”とお伝え頂きましたらスムーズかと存じます。
その際、袖は4つボタンですので
○cmスタート(通常は4cm、昨今は4.5cm)
ボタン付けを重ね、または平行(通常イタリアメイドは重ね、平行はイギリスメイドが一般的です)を選んで頂き、
専用のボタン付け糸もペトリロ氏の方で用意してくれております。
のでそちらを指定し下さいましたらと存じます。
詳しくは"心斎橋リフォームさん"にご相談頂けたらと存じます。
【着こなしのご提案】
タイドオンもノーネクタイのどちらでも合わせて頂けると感じます。(ペトリロ自身もノーネクタイが多いです。)
ペトリロ自身もSNSなどにて無地のパンツ、ウールパンツ、ジーンズなどに合わせていらっしゃることが多いですので
エレガントなピークドラペルのジャケットでございますのでボトムはラフに着こなして頂けましたらと存じます。
【価格】
イタリアジャケットとして一般的な価格帯となっておりますが、輸入費などのコストアップの影響もございますので、日本製、中国製などと比べると高くなります。
日本製、中国製ではたどりつけないイタリア製の美的センス。
芸術と同じでイタリア人だから出来る製品。
十分価値のある商品となっております。
それもまた、イタリア製にあこがれ続けている理由の一つでございます。
【この商品の魅力】
イギリス製生地を使用している為、イタリア製ジャケットに慣れてしまっている私にとっては重く感じましたが先述のイギリス製生地の特徴である寒い気候にも適した厚手の素材、バリッとした質感とシワになりづらいハリのある生地、生地自体の厚がありかっちりとしたとスーツやジャケットに仕上がり、 ビジネス用のスーツ生地として長い期間良い状態を保てる上、手入れもしやすい傾向がある、そして何よりナポリのサルトリア・技法をふんだんに使われている魅力があります。
そして何よりデペトリロのビックラペルのピークに惚れ曲線がなんとも言えません。
SNSでは著名なダニエレ氏はこのビックラペルをこの8年以上も採用し、私も憧れてきましたが日本ではなかなか仕入れる事が叶わなかったものです。ようやくデペトリロのおかげで日本で展開することが出来る事を光栄に思います。
【希少価値の理由】
オーダーの仕様がデペトリロがセレクトしてきた中、1反50mも有れば数mしかない中から選びます。ゆえに弊社であれば弊社の、他社様は他社様でしかない希少価値のあるジャケットとなっております。
データ
シーズン | 秋冬 |
---|
生地 | 表地:毛(純粋なバージンウール)100%裏地:キュプラ100% |
---|
原産国 | イタリア(ナポリ) |
---|
カラー | ブラウン×レッド |
---|
付属品 | ネーム入りハンガー |
---|
サイズ | 肩幅 | 着丈 | 袖丈 | 上胴 | 中胴 | ラペル |
---|
46 | 44.5 | 72.5 | 62.5 | 98 | 90 | 12 |
48 | 46 | 73.5 | 63 | 100 | 92 | 12 |
50 | 47 | 75 | 64 | 104 | 98 | 12 |
※ サイズスペックは各サイズよりランダムに選んだ実寸値となります
※ 平置きにて上胴は脇下を、中胴は一番細身部分の位置にて採寸をさせて頂いております。
※ 実際の商品に忠実に撮影させて頂いておりますがデバイスなどにより見え方が変わります事、ご了承下さいませ。
※海外製品の為、ほつれ、色ムラなど、多少ある場合がございます。ご了承の程よろしくお願い致します。
【De Petrillo デ・ペトリロ】
Benedetto De Petrilloが2006年に設立した、ナポリのフラッタマジョーレにあるファクトリー。
ナポリの伝説的サルトリアにて経験を積み、伝統的なテーラリングを駆使した軽い着心地、時代性を反映させたシルエットや独自の素材を使った製品でファンを増やし続ける、新鋭ファクトリーブランド。